それでいいよ、子どもたち。親の言うとおりに生きなくても、キミがじゅうぶん考えた末なら、そうしたらいい。いや、モノワカリのいい親を演じているつもりはなくてね、キミの思っていることのほうが正しい気がするからね。わたしたち親は、キミがかわいいあまりに臆病なアドバイスをしちゃうことがある。苦労の少ない、きれいな道を歩ませたくて。でも、それじゃあキミは大きくなれない。
 だから、キミに覚悟があるならば、親に逆らってでも進んでいけばいい。がんばってがんばってがんばって、がんばったらいい。でも、どうしてもがんばることができなくなるときだってあるかもしれない。
 そのときは、わたしたちが受けとめる。親だもの、全力でキミを受けとめる。よくがんばったねと力いっぱい抱きしめる。
 いまは、キミの力で、おもいっきり突っ走ってみたらいい。

 これは、新潟日報に載った藤田市男のエッセイです。このまえ氏の講演会に行ってきました。とかく連Pとか防犯委員会などに参加しますと、ズックのかかとを踏んでいるとかスカートが短すぎるがどうしたらいいか?とかの対処療法的な部分のみが話題の中心になります。わたしはそれらの形態は心から滲み出たものだ考えます。まず少年たちの心を大人がしっかりと受けとめてあげる必要があると思います。そんなことが再認識できた講演会でした。