まず、会場に入るとテーブルの上に絵本がたくさん並んでいました。
子ども達は学年に関係なく、自由に川端さんの絵本の読み聞かせを聞いています。
とてもくつろいだ雰囲気で、話が進むたびに笑い声が聞こえます。

s-DSC00238.jpg

後ろで見ている大人だって、川端さんの朗読と絵本が楽しくて、何度も笑いがおきました。
絵本の朗読会ではなく、会場と一体となった「絵本ライブ」なのです。「そばせい」は落語を聞いているかのようでした。

だけど、川端さんの絵本のメッセージには、感動もたくさんありました。小さい子ども向けの絵本かなと思われる、「りんごです」「バナナです」「いちごです」ですが、「見かけが変わっても本質は変わらない、その本質を見抜くことや、本質(素材である自分)を良くすることが、大切なんだよ。」と語っているように思いました。

s-DSC01572.jpg


何色も入ったクレヨンケースを取り出して、「これ全部、肌色なんだよ。世界にはいろんな人がいる。肌色だけでもこんなにあるんだよ。」と、子ども達に話していましたが、今は良くわからなくても国際化が進む今日、将来「絵本ライブ」でそんな話があったっけ・・・・、でも大切なのは見かけではなく、本質なんだよな。」って思い出す日が来るかもしれません。
そんなメッセージも川端さんはサラッと語ってしまうんです。

最後に読んだ「とりの島」は新しい世界を目指し飛び立つ1羽の鳥、でも力尽き海に落ちてしまいます。
何羽も同じことを繰り返し、ある1羽が海に落ちそうになったとき、1羽だけが止まれる島が海にありました。
そこで体を休めふたたび飛び立つ時、島からたくさんの鳥たちが舞い上がり、鳥は海の向こうまで飛んで行けました。
「みなさん、たくさん失敗してください。失敗してもやり続ければ、いつかそれが役に立ちます。」と川端さんは子ども達に話しました。

絵本は、子ども時代に読んだ楽しかった思い出も、大人になってから読み返すと、今の自分だから感じるものもあることに気がつく・・・。
川端さんの「絵本ライブ」は楽しいだけじゃなく、新しい絵本の魅力を教えてもらった感じです。

s-DSC01577.jpg

ライブ終了後、絵本を自由に見る子ども達。
この子達が大人になって、また同じ絵本を見た時何を感じるのでしょうか?
今から楽しみです。

田井小学校エプロンアドバイザー 小林