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お手伝いやあいさつが学力にもいい影響 ~「全国学力・学習状況調査」から その3~
「クロス集計」より
見附市における全国学力・学習状況調査の分析結果のうち、「クロス集計」の分析結果についてお知らせいたします。
「クロス集計」とは、調査された国語A・B、算数/数学A・Bの正答率と学習状況調査の回答内容とを関連させ、どのような学習状況の児童生徒がどのような正答率となっているかから、学力向上と生活や学習の習慣等との関連を明らかにして、より望ましい姿について考えていこうとするものです。
「クロス集計」の分析につきましても、これまで見附市で重点をかけて取り組んでまいりました次の3点の内容を中心にして分析いたしました。
Ⅰ 生活リズム・規則正しい生活と正答率との関係から
Ⅱ 家庭での過ごし方・時間の使い方と正答率との関係から
Ⅲ 人間関係づくりと正答率との関係から
Ⅰ 生活リズム・規則正しい生活と正答率との関係から
小学生では8時間から9時間の睡眠をとり、中学生では7時間から8時間の睡眠をとり、朝は6時から6時30分頃に起きて、朝食を毎日食べる児童生徒の正答率がとても高くなっています。しっかりとした生活リズムの確立が、学力向上にもよい影響を及ぼすと考えられます。
Ⅱ 家庭での過ごし方・時間の使い方と正答率との関係から
次のような点を考えた生活をすることが、学力向上にもよい影響を及ぼすと考えられます。
①テレビやビデオ・DVDの視聴時間を減らす。
②テレビゲームの時間を減らす。できればしないようにする。
③読書の時間をできるだけ確保する。
④家庭学習の時間を、さらに延ばしていくようにする。
⑤家族で会話をする時間を作るようにする。
Ⅲ 人間関係づくりと正答率との関係から
お手伝いをする児童生徒、近所の人にあいさつをする児童生徒の正答率が高くなっています。
家族の一員としての役割を果たし、人間関係づくりの基本としてのあいさつがきちんとできる等、よりよい人間関係をつくることが、学力向上にもよい影響を及ぼすと考えられます。
児童生徒のよりよい成長のために、上記の3点を中心にして、家庭や地域の皆様とともに、さらに充実させてまいりたいと考えております。どうぞよろしくお願い申し上げます。
より詳しい分析結果はこちら